眼瞼(まぶた)が下がる|たぐち脳神経外科クリニック|福岡市西区拾六町の脳神経外科

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医療コラム

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眼瞼(まぶた)が下がる

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眼瞼(まぶた)が下がる

瞼を閉じることができない顔面神経麻痺とは異なり、瞼が下がって目を開けることができない病気があります。その瞼が下がることを眼瞼下垂といい、その原因として瞼の筋肉自体に異常がある場合とその筋肉を動かす神経(動眼神経)に異常がある場合があります。

眼瞼(まぶた)が下がるときの症状

眼瞼下垂は片側性に起こる場合と両側性に起こる場合があり、ある日突然起こることもあれば時間経過とともにゆっくりと起こる場合もあります。眼瞼下垂以外に瞳孔が開いていたり、目が片側に変位している時は要注意です。

眼瞼(まぶた)が下がるときの原因

脳動脈瘤(脳血管にできるコブ)が徐々に大きくなり脳神経(動眼神経)を圧迫することで起こります。
瞼を持ち上げる神経(動眼神経)や筋肉(眼輪筋)に異常が起こると障害された側の瞼が下がり、全身の筋無力症や甲状腺機能低下症などの病気がある時は両側の瞼が下がります。また加齢とともに瞼の筋肉がたるみ下がることもあります。

治療法

突然が起こった時は要注意で、脳の血管にコブ(動脈瘤)ができてそれが大きくなり神経を圧迫している可能性があり、治療せずに放置すると動脈瘤が破裂してくも膜下出血を起こします。検査で脳動脈瘤が発見された場合は緊急手術が必要であり、動脈瘤が処理されると短期間に眼瞼下垂が改善します。
甲状腺疾患など全身疾患がある場合はその治療を行い、加齢によるたるみが原因の場合は眼瞼挙上術などの形成外科的処置をすることもあります。